箱根駅伝で優勝6回の名門駒澤大学で内紛が勃発しています。
陸上部を率いる名将、大八木弘明監督が学長や同大OBの中畑清氏らから「辞職勧告」を受け、“パワハラ”をされたと大学内部監査室に告発しました。
箱根駅伝まであと1ヶ月に迫ったこの時期に・・・大学駅伝ファンとしては心配です。
パワハラ騒動詳細
①大八木監督も駒大OBで、95年に駒大コーチ、2004年に監督に就任。以降は08年の箱根駅伝では総合優勝を飾るなど14年間、名将として君臨
②2018年3月に長谷部学長、大八木監督とコーチと食事をした時、人事の話はすでにしており、本人が『(現場はコーチに任せ)総監督になってもいい』と話していた。私としては公にすると監督の経歴に傷がつくと思い、7月に話し合う場を持った。
③2018年7月10日、東京都のホルモン焼き店に大八木監督、長谷部学長、中畑氏、同大学陸上部などを支援している会社社長T氏、学生部職員の総勢5人が集まった。
・(T氏は)「監督は辞表を書いて学長に預けるべきだ」と具体的に提案。
・それを受ける形で中畑氏は、「来たる9月16日のコーチの結婚式で監督辞任の発表をしたら良いのではないか」と提案。
・(長谷部学長は)「あなたが辞表を書けば預かりますよ」と、はっきり発言。
④この学長発言は、退職勧奨・辞職強要意思の明らかな表明にあたり、それだけでも、明確な長谷部学長のパワーハラスメントという違法行為である》として11月に告発
⑤駒澤大学は11月27日、第三者委員会を設置し、事実確認を急いでいるとの声明を発表
出典AERAdot
記事の正否はさておき、この文章を読んで大八木弘明監督が被害者だと理解するヒトって、日本語の文章の読解力あるんかなぁ???
駒沢大陸上部の名将が“パワハラ”告発 渦中の学長と中畑清氏が激白〈週刊朝日〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース https://t.co/xEVfnQ7cWs @YahooNewsTopics
— アシスト (@byassist) 2018年11月27日
辞職勧告の裏側
「2年前、前陸上部長の訴えがあり、調査したところ、監督はスポンサー企業と年間契約し、1千万円の報酬が陸上部大八木名義の銀行口座に振り込まれていた。契約内容を確認すると、陸上部の学生らに関する条項もあり、陸上部の口座は大学で管理すべきと顧問弁護士が判断した。誹謗中傷の類ではない」
「15年に大八木さんのスポンサー企業に国税の査察が入り、その支出先として陸上部の大八木さんの口座が調べられた。陸上部がみなし法人と判断され、数千万円の追徴金を課せられたと聞き、驚いた」
出典AERAdot
スポンサーからのスポンサー料を陸上部の口座ではなく、大八木監督の個人口座にて管理していたということが事の発端のようです。
今回の件について大八木監督はノーコメントを貫いていますので駒澤大学側の情報しかわかりません。
以上の情報、現役時代に駒澤大学の友人から聞いていた話を総合しますと、私の見解は・・・
・大八木監督はスポンサー料を個人口座にて管理していた。
・そのことを駒澤大学側からつきつけられ辞職勧告された。
・辞職勧告されたことをパワハラだと大八木監督が告発した。
しかし、大八木監督がこの一連の流れでパワハラだと告訴する以上、今までの報道では出てきていない真実があるのかもしれません。
普通の人間でしたら今まで出てきている情報が事実だとしたら『パワハラで告訴』することはないでしょう。
とにかく真実を知りたいです。
現在大学駅伝は視聴率をとれ社会的関心も高い優良コンテンツである。
3大駅伝の中でも特に箱根駅伝はお正月の1月2,3日の2日間において視聴率30%以上をとります。
のべ15時間程度の生放送があり、さらに直前の番組、ニュース番組、新聞、雑誌など相当の露出があり、それにともないスポンサー料も高騰しています。
しかし学生スポーツである以上、指導者には清廉潔白が求められると思います。
箱根駅伝への影響
駒澤大学という弱小校を箱根駅伝優勝6回に強豪校に育てたのは間違いなく大八木監督です。
駒澤大学の最大の功労者であることは間違いありません。
しかし、今回の件がもし事実であれば学生スポーツ指導者として許されることではありません。
箱根駅伝まであと1ヶ月に迫ったこの時期にこのような報道が出ることにより悪い影響はあります。
陸上競技長距離はメンタルのスポーツであり絶対的シンボルである大八木監督の不祥事は精神的な影響を与えます。
また一般週刊誌の記者がグラウンドに来ることもあり練習に集中できないこともあるでしょう。
選手目線で言わせてもらえば、箱根駅伝が終わるまではそっとしてあげてほしい、静かにしてあげてほしいと思います。
今回の大八木監督の不祥事と選手は関係ありません。
しいて言えば被害者です。
駒澤大学は今回の件で第三者機関を立ち上げていますのでいずれ真実は明らかになるでしょう。
とにかく箱根駅伝に集中してベストを尽くしていただきたいと思います。
『興味がある方は是非、下記の公式サイトにて詳細をチェックしてみてくださいね』