【2018年度高校長距離選手の進路】5000m14分台【全国270人】

 

高校長距離選手にとって個人記録の目標は1500m3分台・5000m14分台でしょう。

年々高校生ランナーのレベルアップは目覚ましいものがありますが、このタイムを出すことができれば高校生ランナーとしては一流選手といえるでしょう。

大学生になってから大きく成長する選手もいますが、箱根駅伝出場を目指すとなると高校時代に1500m3分台・5000m14分台で走れる力が必要です。

くしくも1500m3分台・5000m14分台というのは現在の東海大学陸上競技部中長距離ブロックの入部条件と同じです。

厳しいようですが競技スポーツとして箱根駅伝をおこなう以上このような入部受験は必要ではないかと思います。

 

その高校生長距離ランナーとして一流といえる5000m14分台が2018年度（2019年3月卒業）は270名確認できました。

実際は1月～3月末までに14分台を出す選手もいるでしょうから300名弱になるのではないかと思います。

3年生だけで270名なので2年生、1年生も含めれば5000m14分台の高校生は500～700名くらいいるのではないかと思います。

 

また進学先ソースは主に陸上競技雑誌（陸上競技マガジン＆月間陸上）を中心とし、ネット記事（新聞系・地方新聞・タウン情報etc）・Twitterから得ています。

一部東海大学陸上競技部時代の友人・他大学陸上部卒業の友人から得ています。

男子5000mランキング

見やすいように色分けをしています。イメージは信号です

＊2019年箱根駅伝シード権獲得校を青く塗っています

＊2019年箱根駅伝出場校を黄色で塗っています

＊関東学連所属で2019年箱根駅伝不出場校をピンクで塗っています

 

14分15秒以内（即戦力）

今でも10000m28分台～29分30秒台の実力があり、長距離適性があれば1年目から箱根駅伝出場が狙えます

 

関東学連所属大学進学者ランキング（対象33名）

順位	大学名	人数	%
1	東海大学	5	15.2%
1	青山学院大学	5	15.2%
3	明治大学	4	12.1%
4	早稲田大学	3	9.1%
5	東洋大学	2	6.1%
5	駒澤大学	2	6.1%
5	順天堂大学	2	6.1%
5	日本大学	2	6.1%
5	創価大学	2	6.1%
10	國學院大学	1	3.0%
10	法政大学	1	3.0%
10	中央大学	1	3.0%
10	日本体育大学	1	3.0%
10	東京国際大学	1	3.0%
10	平成国際大学	1	3.0%

 

14分30秒以内（準即戦力）

今でも10000m29分30～30分少しの実力があり、長距離適性があれば1年目から箱根駅伝出場が狙えます

 

関東学連所属大学進学者ランキング（対象71名）

順位	大学名	人数	%
1	東洋大学	10	14.1%
2	青山学院大学	6	8.5%
2	駒澤大学	6	8.5%
4	東海大学	5	7.0%
4	法政大学	5	7.0%
4	中央大学	5	7.0%
4	日本大学	5	7.0%
8	東京国際大学	4	5.6%
8	順天堂大学	4	5.6%
10	明治大学	3	4.2%
10	大東文化大学	3	4.2%
10	中央学院大学	3	4.2%
12	神奈川大学	2	2.8%
12	城西大学	2	2.8%
12	山梨学院大学	2	2.8%
12	東京農業大学	2	2.8%
17	國學院大学	1	1.4%
17	拓殖大学	1	1.4%
17	帝京大学	1	1.4%
17	早稲田大学	1	1.4%
17	日本体育大学	1	1.4%
17	流通経済大学	1	1.4%

 

14分45秒以内

10000m30分台の実力があり、長距離適性があれば2年目くらいから箱根駅伝出場が狙えます

 

関東学連所属大学進学者ランキング（対象73名）

順位	大学名	人数	%
1	神奈川大学	6	8.2%
2	中央学院大学	5	6.8%
2	東洋大学	5	6.8%
3	帝京大学	4	5.5%
3	法政大学	4	5.5%
3	日本大学	4	5.5%
3	国士舘大学	4	5.5%
3	山梨学院大学	4	5.5%
3	専修大学	4	5.5%
3	東京農業大学	4	5.5%
11	駒澤大学	3	4.1%
11	中央大学	3	4.1%
11	城西大学	3	4.1%
11	日本体育大学	3	4.1%
11	明治大学	3	4.1%
11	上武大学	3	4.1%
17	東海大学	2	2.7%
17	青山学院大学	2	2.7%
17	大東文化大学	2	2.7%
20	順天堂大学	1	1.4%
20	拓殖大学	1	1.4%
20	東京国際大学	1	1.4%
20	筑波大学	1	1.4%
20	桜美林大学	1	1.4%
20	日本薬科大学	1	1.4%

 

15分00秒以内

10000m30分30秒～31分台の実力があり、長距離適性があれば3年目くらいから箱根駅伝出場が狙えます

 

関東学連所属大学進学者ランキング（対象107名）

順位	大学名	人数	%
1	山梨学院大学	11	10.3%
2	日本体育大学	10	9.3%
3	帝京大学	7	6.5%
4	国士舘大学	7	6.5%
5	國學院大学	6	5.6%
6	東海大学	5	4.7%
7	中央学院大学	4	3.7%
7	東京国際大学	4	3.7%
7	日本薬科大学	4	3.7%
10	城西大学	3	2.8%
10	日本大学	3	2.8%
10	創価大学	3	2.8%
10	亜細亜大学	3	2.8%
10	筑波大学	3	2.8%
10	駿河台大学	3	2.8%
10	東京経済大学	3	2.8%
17	東洋大学	2	1.9%
17	法政大学	2	1.9%
17	順天堂大学	2	1.9%
17	神奈川大学	2	1.9%
17	上武大学	2	1.9%
17	大東文化大学	2	1.9%
17	東京農業大学	2	1.9%
17	流通経済大学	2	1.9%
17	平成国際大学	2	1.9%
17	武蔵野学院大学	2	1.9%
27	駒澤大学	1	0.9%
27	拓殖大学	1	0.9%
27	明治大学	1	0.9%
27	麗澤大学	1	0.9%
27	立教大学	1	0.9%
27	慶応義塾大学	1	0.9%
27	明治学院大学	1	0.9%
27	湘南工科大学	1	0.9%

 

大学別一覧表

タイム階層別の一覧表を作成しました。

やはり3強（東海大学・青山学院大学・東洋大学）のスカウトが良いですね。

箱根駅伝を目指す大学では創価大学・東京農業大学・筑波大学・日本薬科大学のスカウトが好調だと感じます。

 

5000m14分台270人総評

正直3年生だけで5000m14分台が270名もいるということに驚いています。

私が現役でした1990年代前半は確実な数字はわかりませんが3年生だけなら5000m14分台は100名くらいだっと思います。

記録を狙える記録会が増えたのは事実ですが、トレーニング方法の確立・箱根駅伝人気もレベルアップの大きな要因だと思います。

 

 

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