2位でゴールした8区アンカーの川端千都選手
全日本大学駅伝は2位
2017年第49回全日本大学駅伝は第2位に終わり、出雲駅伝に続く2冠は達成できませんでした。
また2003年第35回以来の全日本大学駅伝制覇は次回大会の楽しみにしたいと思います。
しかし8区アンカーの川端選手にトップで襷をつなぐなど優勝候補としての実力は見せることができたのではないかと思います。
今大会は1区の鬼塚翔太選手が区間9位でしたが、全体的には大崩れする選手が少なくうまくまとめられた選手が多いと感じます。
特に後半区間5区湊谷春紀選手・6区國行麗生選手・7区三上嵩斗選手の3区間連続区間2位、各チームのエース級が集う最長区間の8区で区間3位の川端千都選手と東海大学の層の厚さを感じさせる好走が続きました。
勝手に採点
区 | 名前 | 学年 | タイム | 区間順位 | 区間賞との秒差 | 勝手に採点 |
1区 | 鬼塚 翔太 | 2 | 43:59 | 9位 | 35 | 70点 |
2区 | 塩澤 稀夕 | 1 | 38:44 | 5位 | 40 | 90点 |
3区 | 館澤 亨次 | 2 | 27:02 | 1位 | ー | 95点 |
4区 | 關 颯人 | 2 | 40:42 | 6位 | 33 | 80点 |
5区 | 湊谷 春紀 | 3 | 34:13 | 2位 | 21 | 90点 |
6区 | 國行 麗生 | 4 | 35:58 | 2位 | 1 | 95点 |
7区 | 三上 嵩斗 | 3 | 34:30 | 2位 | 22 | 90点 |
8区 | 川端 千都 | 4 | 58:59 | 3位 | 113 | 90点 |
個人別振り返り
・鬼塚翔太選手
トップから35秒差でしたが鬼塚選手の実力からすると15秒以内で2区の塩澤選手につないでほしかったと思います。中盤に先頭を引っ張ったり落ち着きが少々なかったという印象があります。期待値が高いという前提はありますがもっともっとやれる選手・やってくれなければならない選手です。
・塩澤稀夕選手
区間賞の田村和樹選手(青山学院大学)から40秒差・渡邉奏太選手(東洋大学)から15秒差・塩尻和也選手(順天堂大学)から13秒差と1年生としては合格点でしょう。大試合に強い塩澤選手への期待値は非常に高いです。
・館澤亨次選手
2年連続の区間賞獲得はさすがです。大試合では外さない選手ですね。区間記録まであと7秒でした。1500m~20kmまで走れる素晴らしいマルチランナーです。
・關颯人選手
本調子でないなか力は発揮したと思います。佐久長聖高校時代から故障の多い選手なのでケガには気をつけてほしいですね。
・湊谷春紀選手
区間賞から21秒差の区間2位でした。あと10秒頑張ってほしかったですね。
・國行麗生選手
区間賞と1秒差の区間2位でした。神奈川大学のアンカーが鈴木健吾選手であることから東海大学にとっては1秒でも神奈川大学との差をつけたい状況の中で神奈川大学に付き合ってしまったなと感じます。もう少し早めに仕掛けてほしかったですね。
・三上嵩斗選手
区間2位の好走ですが、神奈川大学のアンカーが鈴木健吾選手であることから東海大学にとっては1秒でも神奈川大学との差をつけたい状況の中で神奈川大学に付き合ってしまったなと感じます。神奈川大学の大川選手とは実力差があったのでもう少し早めに仕掛けてほしかったですね。
・川端千都選手
神奈川大学の鈴木健吾選手に抜かれる形になりましたが58分台の区間3位は立派な走りです。今の東海大学に今回の川端選手以上の走りをできる選手はいないといえるでしょう。最後の箱根駅伝では笑って追われるような走りを期待します。
まとめ
- 2017年第49回全日本大学駅伝優勝は神奈川大学
- 東海大学は2位で出雲駅伝との二冠ならず
- スーパールーキーの塩澤稀夕選手が2区で区間5位と上々のデビュー
- 館澤亨次選手が3区で2年連続区間賞を獲得
- 5区湊谷春紀選手・6区國行麗生選手・7区三上嵩斗選手と3区間連続区間2位
- 8区川端千都選手が58分台の好記録で区間3位
『興味がある方は是非、下記の公式サイトにて詳細をチェックしてみてくださいね』