毎年この季節の風物詩といえる箱根駅伝予選会の開催が迫ってまいりました。
私自身幸いなことに東海大学在学中の4年間で1度も予選会を経験していません。
今のように強豪チームでなかった当時の東海大学において4年開予選会知らずというのはかなり珍しい世代だと言えます。
ちなみに1学年上の先輩世代と1学年下の後輩世代は予選会を経験しています。
今大会は東海大学が予選会に参加していないこともあり純粋に結果を楽しめそうです。
予選会突破10校予想
今回は下記10大学が予選会突破かなと思います。
少し希望的な部分もありますがまぁこんな感じでしょう。
順位 | 大学名 |
1位 | 中央学院大学 |
2位 | 中央大学 |
3位 | 順天堂大学 |
4位 | 神奈川大学 |
5位 | 拓殖大学 |
6位 | 日本体育大学 |
7位 | 国士舘大学 |
8位 | 日本大学 |
9位 | 駿河台大学 |
10位 | 麗澤大学 |
予想詳細
2強
まず中央学院大学と中央大学の2校の戦力が抜けていると感じます。
少々のミスがあってもカバーできる方な戦力でこの予選会に参加していること自体がおかしいレベルです。
また個人的には中央大学のスーパールーキー吉居大和選手に注目しています。
7月のホクレン・ディスタンスチャレンジ千歳大会の5000mで、佐藤悠基選手(東海大学)が持っていたU-20(20歳未満)日本記録を15年ぶりに更新する13分28秒31をマーク。
勢いそのままに日本学生対校選手権(日本インカレ)ではラスト1周を56秒という高速スパートで優勝という実績を残している選手だ。
10km以上の距離に不安があるように感じるが学生長距離界の宝といって良い選手なのでトニック楽しみである。
後を追う3チーム
中央学院大学と中央大学の2強を追うのは順天堂大学・神奈川大学・拓殖大学の3チームだろう。
順天堂大学はエントリーも順調でチーム状況も良いと感じます。
神奈川大学・拓淑大学は有力選手が今回のエントリーから外れており不安はあるが経験者、地力のある選手が多いので予選会は突破できるだろう。
また中央大学の吉居大和選手と並ぶスーパールーキーである順天堂大学の三浦龍司選手にも注目している。
ホクレン・ディスタンスチャレンジ千歳大会3000m障害で日本歴代2位の8分19秒37を¥というダイナマイト級の好記録マーク。
いかに凄い記録かというと長らく破られていなかった二つの不滅の大記録を一気に更新してしまったのだ。
- 1983年に樹立されたU20日本記録(8分31秒27)
- 1979年に樹立された日本学生記録(8分25秒8)
そしてその勢いそのまま日本インカレ3000m障害でも、8分28秒51の大会新で圧巻の中小をかざった。
吉居大和選手同様にハーフマラソンという距離に不安はあるもののとにかく楽しみである。
混戦から抜け出す5チーム
ここからは一気に団子状態だが日本体育大学・国士舘大学・日本大学の3チームの予選会突破は固いように思う。
箱根駅伝経験者が多く伝統校らしくまとめてくるだろう。
そして最後の二枠は希望的な部分もあるが駿河台大学と麗澤大学の初出場2校をあげたい。
駿河台大学は留学生も10000m27分45秒と強く日本人選手も順調に力をつけており予選会突破できる力は十分にあると言える。
そして最後の一枠は過去2年間次点で涙を飲んでいる麗澤大学をあげたい。
留学生を要す新興大学が多い中で日本人選手のみで戦う姿勢も押したいし、何より二年連続次点という地力と二年連続であと一歩で涙を飲んだ経験が最後に力を発揮させてくれるだろう。
ボーダーラインのチーム
下記6チームが予選突破10校に次ぐボーダーラインにいるチームだろう。
伝統校・箱根駅伝常連校がずらりと並ぶがこのレベルの大学でも予選会突破のボーダーラインになってしまうくらい予選会突破のレベルはあがり、また初出場を虎視眈々と狙う新興大学が力をつけている。
- 法政大学
- 筑波大学
- 上武大学
- 城西大学
- 山梨学院大学
- 大東文化大学
ただ中央学院大学と中央大学の2強、順天堂大学・神奈川大学・拓殖大学の3強の5チーム以外は大きな力の差はなく少しのミスも命取りになる大接戦が予想される。